2006.01.05 Thursday
池島の炭鉱住宅 中層棟01
![]() これは島の東端にある団地で、公営(町営)との確認が取れています。全て空き家。右2棟は2005年11月から解体工事を始めるとの掲示板がありましたので、もうないでしょう。団地の住棟の並び方を説明する際、よく南面平行配置という言葉を使いますが、こうして離れて見るとそれがよく分かりますね。 手前の船溜まりは池島港です。炭鉱の島と言っても全島民が炭鉱労働者というわけではなく、元々は半農半漁の島でした。炭鉱施設と団地ができたため、さすがに農地は残っていないようですが、漁業は続いているようで小さな漁船が係留されていました。 ![]() 高層棟の27号棟と同様、ここも入居者はいないにもかかわらず外壁は補修されています。サッシュなどをよく見るとかなり古びていると気付くものの、遠目にはけっこう真新しく見えます。しかし完全な無人なので、不気味とまでは言わないまでも、かなり奇妙な雰囲気が漂っています。 ![]() 実は池島炭鉱は閉山後、海外の炭鉱技術者のための研修施設として活用されていて、この辺の住棟は研修生の宿泊所になっているらしいという情報を得ています。しかし、私が見たところ、どの住棟も使われている気配はまったく感じられませんでした。一部の住棟が解体されるということからして、宿泊所として機能しているとは考えにくい。 ![]() いちおうバルコニーはありますがかなり小さい。しかも壁面の内側に窪んだプランなので、よけい狭苦しく感じます。ひょっとしたら、目の前が海で風雨がモロに吹き付けるので、わざと閉鎖的にしたのかもしれません。 ![]() ▲池島の全景 ![]() ▲今回、紹介した住棟のあるエリア (航空写真の出典=国土交通省 国土情報ウェブマッピングシステム 国土画像情報(カラー空中写真)より) |






