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団地・炭鉱・近代化遺産・建築・まちなみ…
旧 北九州市立自然史博物館分室01
旧 北九州市立自然史博物館分室01
旧 北九州市立自然史博物館分室
福岡県北九州市八幡東区尾倉3
撮影時期 2006年12月

今回から、北九州市内の戦後?の建物で詳細がよく分かっていないものを3件ほど紹介していきます。

旧 北九州市立自然史博物館分室は八幡市民会館(設計 村野藤吾)の裏にあります。しばらく前に建築巡りをしていた最中に見つけて以来、何となく気になっていました。一見しただけではありふれた官庁建築に思えますが、実はけっこうプロポーションがいい。その上、細部のデザインが妙に古めかしいのです。

【2007.1.20 追記】
この次のエントリー旧 北九州市立自然史博物館分室02のコメント欄にて、「八幡出身者」さんからこの建物は北九州水道組合公庁の庁舎で竣工は昭和30年頃とのご教示をいただきました。
旧 北九州市立自然史博物館分室02
この建物のことは『北九州の近代化遺産』巻末のリストにも掲載されていますが、竣工年は空欄になっています。これほどの建物が戦災を生き延びたのなら、近代建築として注目されないはずがないので、戦後の建物と考えるべきでしょう。昭和30年代かな。しかし、戦後の官庁建築で竣工年が不明とはちょっと珍しい話ですね。公文書を綿密に調べれば判明するだろうと思いますが、まだ詳しい調査を行っていないということでしょうか。それとも本当に記録が残っていないのかしら。※1
※1同書は戦後の物件も扱っているので、リストに含めていてもおかしくはありません。内容を批判する意図はまったくありません。念のため。
当ブログでは、いちおう北九州市立自然史博物館分室という名前で紹介しているものの、竣工時は別の用途に使われていたのではないかと思います。私が去年見つけた時点で既に閉鎖されていた上、先日改めて現地に行ったらフェンスで囲まれていました。今後、解体されるかどうかは分かりません。

北九州市の誕生は1963(昭和38)年。戦後の建築だとしても昭和38年より前に竣工した可能性が高いので、元は旧八幡市の施設だったのではないかと推測しています。だとすると、設計は八幡市の営繕でしょうか。

旧 北九州市立自然史博物館分室03
細部から全体までバランスの取れた端正な外観は、大阪中央郵便局(設計 吉田鉄郎)など戦前の逓信省のモダニズム建築を思わせます。もしかすると設計者は逓信省営繕課の出身かも。逓信建築の実例があるので、この建物が戦前に竣工した可能性を完全には否定できないんですよね。まさかとは思うけど。

旧 北九州市立自然史博物館分室04
突出した柱型がサッシュ間の見付より細いので、これは付柱のようです。立面が単調になることを避けるための処理でしょうか。外壁仕上げはモザイクタイル。

サッシュも竣工時のままでスチール製。左右が上げ下げで中央はFIX。正方形のマス目になるようにきれいに割り付けています。(続く

| 昭和モダン建築 | 22:08 | comments(2) | trackbacks(0) |
承認待ちのコメントです。
| - | 2008/06/28 1:34 AM |

【管理人の註記】
スイッピーさんのコメントはご本人のお申し出により非表示といたします。
| タケ@管理人 | 2008/06/28 11:30 PM |










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