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旧 サッポロビール九州工場 醸造棟 一般公開02
旧サッポロビール九州工場 醸造棟05
先日のエントリーでお伝えしていた旧サッポロビール九州工場 醸造棟の一般公開に参加してきました ※1。最初の写真は門司赤煉瓦プレイスの全景で右手の大きな建物が醸造棟です。写真が霞んでいるのは黄砂の影響。もしかしたら光化学スモッグだったのかもしれませんが、私は異常は感じませんでしたね。
※1 竣工時の会社名は帝国麦酒で、その後、何度か社名変更を繰り返しています。ここでは一般的に知られているサッポロビールの名前を代表として挙げています。
旧サッポロビール九州工場 醸造棟06
醸造棟内部は撮影禁止だったのがちょっと残念でしたが ※2、見学自体はとても参考になりました。
※2 古い工場で危険な箇所があり、撮影に夢中になると転倒する恐れがあるため。

醸造棟の竣工は1913(大正2)年。その時期に最頂部は7階建てという大規模なレンガ造建築を建てたという事実にまず驚きを禁じ得ません。しかも実際は純粋なレンガ造というわけではなく、主な床は鉄筋コンクリート(RC)造で部分的には木造だったり屋根の小屋組も木造だとか、構造形式はかなり混在していました。レンガの壁でRCスラブをどうやって支持してるんだろ? 一部に鉄骨の梁が架かっていたが、あれで支えているのかなあ。

その複雑な内部空間に当時の醸造設備(ドイツ製)が現存していて、サッポロビール時代に勤務されていた方が解説をしてくださいました。

旧サッポロビール九州工場 事務所棟01
もう1カ所案内していただいたのが、工場の事務所で今は門司麦酒煉瓦館という資料館になっている建物です(ここは常時公開)。帝国麦酒時代のブランドであるサクラビールのビール瓶やポスターなどが展示されており、戦前の盛況ぶりを知ることができます。

なお、今回は事務所棟をほとんど撮らなかったので、この3枚目だけは2005年4月の写真で代用しています。まだ改修工事中のときの撮影。色が赤くないのは鉱滓レンガだからです。鉱滓(こうさい)とは鉄の製錬過程で発生する廃棄物。それを原料にした鉱滓レンガは北九州市の街並みではよく見かける建築材料です。

旧サッポロビール九州工場 醸造棟08
それにしても、鉱滓レンガ造でこれほどデザインが豊かな建物はかなり珍しいのではないでしょうか。特に屋上の手すりのデザインなどはかなり凝っています。

古い工場の内部というちょっとマニアックな見学会にしては、年配の女性の参加者が多かったのが個人的には意外でした。

そして、当日のスタッフでウェブサイト地域文化博物館・高炉館の活動でも知られる庵田さんにはいろいろとお世話になりました。実は庵田さんも昨日、旧長崎刑務所の公開に行かれていて、今日、オフで初めてお会いしていきなりその話題で盛り上がりました。見学後、挨拶もそこそこにお別れして失礼しました ※3。次の機会にはゆっくりお話ししたいですね。最後になりましたが、庵田さんをはじめ門司赤煉瓦倶楽部の皆様、ありがとうございました。
※3 実はこの後すぐまた旧長崎刑務所に行ったのです。
| 近代化遺産 土木・産業 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |









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