
西日本新聞によると、大正時代の木造駅舎として有名な門司港駅が老朽化で深刻な状態に陥っているため、JR九州や北九州市などは一旦解体して大規模な修復工事を行う方向で検討しているとのことです。
シロアリ被害、腐食進む 門司港駅全面修復へ 築100年 倒壊危機
北九州市の門司港レトロ地区にあり、鉄道駅舎として初めて国重要文化財に指定されたJR門司港駅(木造2階建て)が築造から約1世紀たち、シロアリ被害や老朽化で倒壊の危機にあることが5日分かった。国、福岡県、市とJR九州は「このままでは駅舎として使用できなくなる」とみて、協力して2011年度にも大規模修復に入る方向で検討している。
(中略)
市や県によると2006年ごろ、1階のはり1本と2階の柱数本がシロアリに食い荒らされ、雨漏りで腐食していることが発覚。かつて食堂だった2階の床の片端が10センチ超下がり、床が傾いていると分かった。駅舎全体がややゆがんだ状態になっていて、外壁に亀裂も確認された。
(中略)
県や市によると、駅舎の修復には15億円以上を要する見込み。仮駅舎を設けていったん駅舎の屋根や壁を解体し、傷んだ柱やはりを補強していく工法が検討されている。7年前後かかる大工事になるという。
(西日本新聞 2010/3/6付記事から引用)

2011年着手で工期は7年前後の見込みとなると、2018年まであの木造駅舎が拝めないことになります。本駅舎の解体工事開始は仮駅舎の完成後でしょうから2011年になって即解体ではないにしても、相当な長期にわたって門司港レトロ地区のシンボルが姿を消すことは確かなようです。
しかし、古い建築物を維持するにはこのような大規模改修は避けられません。門司港駅をぜひ見たいと思っている遠方の人は、今年中か遅くとも来年前半までには北九州方面への旅行を計画した方がいいでしょう。
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